『ウィッチャー3 ワイルドハント』のレビューです。ネタバレなしでタイトルの紹介と感想を書いていきます。ウィッチャー3をプレイしたのは2年くらい前なのですが、当時どハマりしてオフラインのゲームでは1番長くプレイしました。今でもベストゲームだと思っています。『やらないなんてもったいない！』と心から思えるタイトルです。
プレー状況：本編クリア済、拡張クリア済(無情なる心/血塗られた美酒)
プレイ時間：300時間ほど
ハマれる人
良かった点
- 各クエストのシナリオが練り込まれていて面白く退屈なクエストは皆無
- グラフィックの質が高く美しい世界を楽しめる
- 自由に自分のペースでゲームを進められる
- ウィッチャーの世界で繰り広げられる冒険譚が楽しめる
ストーリー
本作はウィッチャーの3作目のタイトルです。主人公のゲラルトが行方不明となった娘のシリを探す物語になっていて、広大な北方諸国を旅することになります。ニルフガード帝国と異世界の軍勢ワイルドハントを相手にゲラルトはウィッチャーの仲間や女魔術師達と協力して立ち向かっていくことになります。本タイトルの素晴らしい点としてメインクエストはもちろんのことサイドクエストまでストーリがしっかりしていて、退屈なお使いクエストはありません。何の変哲のない村のサイドクエストでもどんでん返しの結末が待っていたりします。またクエストをクリアすることで経験値が稼げて、クエストを沢山こなすことがゲラルトの強化に繋がっていきます。クエストをこなす動機付けとそのクエストのクオリティの高さも相まって様々なクエストをクリアしたくなります。
バイキングの王位継承に携わるクエスト、誰に王位を継がせるかはあなた次第。
変異なる者
ウィッチャーとは怪物退治を生業とし、その体は人間の遺伝子を変異させて毒や病気に対する耐性があり、類まれなる運動能力を持つ者とゲーム内で語られます。ウィッチャーのゲラルトを強くする要素としてレベルを上げる毎にHPの増加とスキルポイントが付与されます、得られたスキルポイントを消費してスキルを取得することでゲラルトの能力の向上や様々な特殊技能を得られます。序盤では手こずった怪物が、ゲラルトさんを強化することで華麗に成敗出来るようになるのも楽しみの一つです。
他にもスキルと変異誘発剤を組み合わせてゲラルトの能力を引き上げることも可能。
怪物に関する知識が豊富なのもウィッチャーの特徴、怪物に効くオイルを剣に塗り、人間には毒物となる霊薬を飲み一時的に能力を上昇させて怪物と戦う。怪物毎に効果的な戦い方がありその知識を活用することで有利に戦いを進められます。
オイルに霊薬、爆弾とアイテムも豊富で多彩な戦い方が出来ます。
作り込まれた世界
ストーリが進むごとに移動出来る地域や街が広がっていき、様々な地域を冒険することが出来ます。各地域毎に特色があり、戦争で疲労したテメリアやレダニア、バイキング達が住まうスケリッジ諸島、自然が残るケィア・モルヘン、騎士の国トゥサンとどの地域も独特の文化やその特色を生かした美しい景観があり旅をしていて飽きないのも本作の魅力のひとつです。移動手段も愛馬のローチやファストトラベルを活用してストレスなく世界を巡ることが出来ます。地図には様々なモニュメントや怪物の巣などがあり、気ままに散策するだけでも美しい世界での冒険気分が味わえます。
トゥサンは特に綺麗な風景で見ていて飽きない、スケリッジの雄大さも忘れられない！
総評
ウィッチャーシリーズの3作目ですが、このタイトルから始めても十分楽しめます。私もシリーズ未経験でしたが(そもそもこのシリーズ知りませんでしたｗ)、どっぷりハマってしまいました。余談ですが最近Steamでウィッチャー1をプレイしてみましたが、やはり昔のゲームということで今風のストレスレスなゲームに慣れてしまった人間には続けられませんでしたｗ
さてさてウィッチャー3の良い点を中心に書いてみましたが、 もちろん万人が楽しめるとは思っていません。アクションゲームではないので、アクションで爽快感を期待すると肩透かしに感じるかもしれません。またゲームのテイストは大人向けです、DQやFF、ペルソナといったJRPGの雰囲気とはやっぱり違います。
冒頭にも書きましたが、原作が小説をもとにしていることもありストーリの質は高く、その世界観もまた作り込まれた世界で美しく再現されています。様々な賞を受賞しているとおりこのタイトルの評価は高く、このレビューを読んで興味を持って頂けた方には安心してオススメ出来る作品です。
