一期一会のGame Blog

遊んだゲームの紹介とプレイした感想だったり攻略内容を記録するブログです。

【レビュー】OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)

 

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今回は『OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)』をレビューしたいと思います。ネタばれ無しでタイトルの紹介と感想を書いていきます。口コミで評判も良いようで以前から気になっていたタイトルなのですが、Xbox GamePassに加わったこともあり早速遊んでみました。古き良きJRPGの雰囲気が漂うテイストで2Dのドット絵ながらも、背景や奥行きの表現に3Dを織り交ぜて綺麗に表現されていて古めかしさは皆無です。遊んでみるとゲームのクオリティも高く、確実にお勧め出来るタイトルと言えそうです。 

 

プレー状況:本編クリア済

プレイ時間:55時間ほど

ハマれる人

良かった点

  • 戦略的なコマンド選択式のバトル
  • クリア後のやり込み要素もありボリュームも満載
  • 各場面を盛り上げてくれる印象的な音楽

8人の主人公の紡ぐメインストーリー

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オルステラ大陸を舞台に境遇の異なる8人の主人公が織りなす物語で、『親の仇討ち』から『商人の修行の旅』など目的は様々です。ストーリーはそれぞれ独立しているため、旅する場所やそのタイミングはプレイヤーが自由に決めることが出来ます。昨今のゲームに良くある決められた1本道を進めるタイプとは異なり、今日はこの街のイベントを進めようとか、明日はダンジョンの攻略をしようとか、その日の気分や時間に応じてやることを決めれる自由度が高いゲーム性になっています。

 

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各街ではキャラに応じたイベントが数種類用意されていて、その街の特色に応じたイベントも多くストーリー性が高いです。各キャラ毎のストーリーも章立てされているので、章毎にイベントが起承転結してテンポも非常に良いですね。8人のそれぞれの物語を通して世界を巡ることで世界の脅威を紐解いていくことになります。

また見た目は2Dの昔懐かし感のあるグラフィックですが、背景には3Dを織り交ぜてあって綺麗です、画像だと分かりづらいのですが古臭さは感じないです。2Dのキャラ達もよく動くのでイベント時は会話を読むだけではなく、動きでも楽しませてくれます。

 

 

昔ながらのJRPGを今風に絶妙にアレンジした傑作

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このゲームの特徴的な点として戦略的なバトルがあげられます。昨今では珍しいコマンド選択式のバトルとなっていますが、決して『たたかう』連打でサクサク進む作りにはなっていません。敵毎に弱点をついてシールドポイントを削りきることで、ブレイク状態にすることが出来てダメージを与えやすくなります。またブーストポイントを貯めることで、威力が増大するブースト攻撃が出来て、ブレイクとブーストを上手に組み合わせることでとんでもないダメージを叩き出すことが出来ます。行動の順番が表示されているので、上手く相手をブレイク状態にしてアタッカー役のキャラのブーストした強力な魔法で敵を一層することを狙っていくのですが、これが上手に出来るとなかなか爽快感があってバトルが急激に楽しくなっていきます。

ゲームを盛り上げる音楽もとてもマッチしていて印象的です。なかでもボスバトルは特にずっと聞いていたいぐらいカッコいいです。

 

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ゲームシステムもジョブと各ジョブで取得可能なアビリティを組み合わせて好きなようにカスタマイズする形式で馴染みやすく鉄板のシステムですね。ユニークなのは各キャラ毎に固有アビリティがあって、街の人を連れて歩けてバトルでも加勢させる事が出来たり、街の人からアイテムを盗めたりも出来ます。強力な武器や防具も盗めるので新しい街に到着すると最初に街の人の持ち物をチェックする人も少なくは無いと思います。

次回作に改善してもらいたい点をあげておくと、経験値がバトルに参加していないキャラは一切入らないのでレベル上げが面倒なのと、仲間同士の会話が特定の条件で発生するスキッドのみなのに見逃しやすい仕様なのでそこは改善してもらいたいですね。

総括

本タイトルは見た目からも連想されるとおり古き良きJRPGのテイストを踏襲していて、ジョブ/アビリティのシステムやコマンド選択式のバトル等の馴染みやすい部分は安心して遊べる要素ですよね。しかし背景を3Dにしたり、ブレイクとバーストの要素をバトルに取り入れたりと今風にアレンジされている部分も多々あり昔ながらを感じさせつつも古さを感じさせない絶妙なアレンジ具合になっています。ゲームとしての面白さも昨今のタイトルに引けを取らないクオリティですね。

昔ながらを知るおじさんゲーマーには間違いなく気に入るタイトルではないでしょうか。最近のAAAと比べて物足りなさを感じる若い世代の方にも古典を知るくらいのつもりで遊んでみるのも良いかもしれません。