一期一会のGame Blog

遊んだゲームの紹介とプレイした感想だったり攻略内容を記録するブログです。

【レビュー】ニーア オートマタ

 

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『ニーア オートマタ』のレビューです。ネタバレなしでタイトルの紹介と感想を書いていきます。興味を持ったきっかけはファミ通の平成のゲーム最高の1本といったランキングで3位だった記事を読んだためです。ちなみに4位がFF7で2位はゼルダBotWで1位はクロノトリガーといった名作揃いでした、このタイトルたちと並ぶゲームを遊ばない訳にはいかないと、調べてみるとちょうど全部入りの完全版が最近発売されていたので、早速遊んでみました。ちなみにこのシリーズは初めてプレイします。

 

プレー状況:本編クリア済(Eエンド到達)

プレイ時間:30時間ほど

ハマれる人

  • 爽快なアクションを楽しみたい人
  • 感受性豊かな人
  • エヴァンゲリオンとかトリック(ドラマ)にはまった人
  • 整った顔立ちのキャラで遊びたい人

良かった点

  • ダッシュとかジャスト回避など触ってて楽しいアクションが満載
  • グラフィックの質が高く美しい世界を楽しめる
  • 哲学的なストーリと独特の世界観
  • テンポの良いストーリ進行

ストーリー

エイリアンの侵略によって月への移住を余儀なくされた人類を救うため、地球を占拠する機械生命体と戦うアンドロイド達の物語です。アンドロイド達はバンカーと呼ばれる宇宙船をベースとして、地球に降下しては機械生命体を駆逐する作戦を行っています。プレイヤーはヨルハ部隊に所属する2Bと9Sとなって作戦行動を遂行していくと共に、その中で交戦や交流をとおして機械生命体について知ることになります。また、アンドロイド達の戦う意義やヨルハ部隊の目的等もストーリを追うことで明らかにされていきます。ストーリーは必ずしもハッピーエンドではない結末もあり、考えさせられる内容であったり感情に訴えかける内容があったりもします。これがこのシリーズの特徴なのかもしれません。

 

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 全ての機械生命体が敵だとは限らない。

爽快なアクションバトル

機械生命体とのバトルはアンドロイドを直接操作するアクションバトル形式になっています。小攻撃と大攻撃を組み合わせて行う近接攻撃と、お供のポッドが射撃する遠隔攻撃とあります。距離に応じて攻撃手段があるので、常に攻撃することが可能でバトルにヒマする時間がないのは良い点でした。また攻撃の硬直中でもジャスト回避をすることで相手の攻撃を回避可能です。相手の攻撃に合わせて回避ボタンを目押しすることでスイスイ避けてくれるので、硬直を気にすることなく攻撃出来きて爽快に戦うことが出来ます。あとはダッシュをすることで移動スピードが大幅に上がるので、バトルのテンポがあがりスピード感のあるバトルが楽しめます。

 

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巨大ボスとのバトルもあり、迫力満載。 

 

機械生命体とのバトルはアクション以外にも飛行ユニットに乗り込んで行うシューティングモードがあります。こちらは一転して正統派なシューティングゲームとなりますが出来るアクションは多彩で近接攻撃やアイテムを使用することも出来たりします。様々な演出があり、多彩な展開が楽しめます。やられるとチェックポイントから再トライ出来て、何度でもやり直せます。

 

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 弾幕ばらまき系ですが、回復アイテムを使えたりで難易度はそれほど高くない。

 

 

また3つ目のバトル方法としてハッキングして機械生命体を爆破したり乗っ取ることが出来たりします。ハッキングするとレトロ感のあるシューティングゲームが始まり、相手のコアを撃破することでハッキングを成功させることが出来ます。ハッキングを有効活用すると有利に進められる場面が多いです。

 

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偵察モデルの9Sは戦闘するよりハッキングして爆破する方が効率的で、ハッキングする回数はかなり多い。

総評

 最後に不満点をあげておくと、下記の通りです。 4つ目はシューティングが好きな人には利点になるのかも。下2つはおもいっきり個人的な感想ですねw

  • フィールドがかなり狭い、無理に各エリアをつなげなくて良かったのでは
  • ハッキングのミニシューティングは単調で作業感が強い
  • 過去作との繋がりを匂わせる演出がちらほら、やっていない人には不明なまま
  • 爽快アクションを期待していたので、シューティングゲームが始まると面食らう
  • ストーリに救いがなく、アクションとは真逆で爽快感は皆無

 

結構評価が分かれるタイトルなんじゃないかなぁと思います。この手の世界観やストーリが好きな人にはどっぷりハマれる要素は満載なのでしょう。冒頭でファミ通の平成のゲーム最高の1本といったランキングで3位だったと紹介しましたが、年代別集計では10代、20代で1位となっていて、30代、40代以降はランク外(10位以下)となっています。多感な人には共感出来る部分、感じる部分があるのかなと読み取りました。王道と思わせる質の高いグラフックで表現される綺麗な世界とは逆に、中身は非常に尖ったメッセージ性のある内容になっています。質が高いのは間違いなくこの世界観に興味を持った人にはどっぷりハマれるタイトルなのではないでしょうか。