一期一会のGame Blog

遊んだゲームの紹介とプレイした感想だったり攻略内容を記録するブログです。

【レビュー】ROBOTICS;NOTES DaSH

 

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『ROBOTICS;NOTES DaSH』のレビューです。ネタばれ無しでタイトルの紹介と感想を書いていきます。 空想科学ADVシリーズ第3作目であるロボティクス・ノーツの待望の続編です。まさか続編を遊べる日が来るとは思いもしなかったのが正直なところです。前作を楽しめた方は、続編の製作発表がされてから首を長くして待っていたんじゃないでしょうか。またチュウタネロボ部の活躍を楽しめるかと思うとたぎってきますね。

 

プレー状況:本編クリア済

プレイ時間:25時間ほど

ハマれる人

  • 前作ROBOTICS;NOTESにハマった人
  • STEINS;GATEが好きな人(特にダル)
  • 科学アドベンチャーシリーズが好きな人

良かった点

  • 前作から半年後の後日談を楽しめる
  • 前作で語られなかったキャラの掘り下げがあり、新たな一面を知れる
  • ダル以外のSteins;Gateのキャラもツイぽ等で出演

ストーリー

 前作で世界の危機を救ってから半年後、ダルこと橋田至が種子島に到着するところからストーリは始まります。そこには、偶然にも鹿児島の予備校に通う八汐海翔が夏休みを利用し種子島に帰省していてロボ部の面々に迎えられてる場面に出くわします。そして、ダルを迎えに来た天王寺綯を介してロボ部と知り合いになることで、その後ロボ部と一緒に行動を共にしていくことになります。

 

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島ではちょうど火縄銃とロボットをテーマとした『わざいか祭り』が催されていて、ロボ部もその企画運営に参加しています。プレイヤーはダル視点となり前半はメインストーリをたどり、後半からキャラ毎のストーリーに分岐し各部員が担当する祭りの企画の問題に協力したり、前作では語られなかったサイドストーリを体験していくこととなります。また前作で消滅したはずの君島コウの影も見え隠れし、先に進むにつれて目の離せない展開となっていきます。

 

たかがファンディスクされどファンディスク

 ここからはプレイしての感想です。まず最初に感じるのは本作はROBOTICS;NOTESであってROBOTICS;NOTESではない点です。1番の違和感はダルが主人公となりダル目線でストーリーが進行していきます。ロボ部からすると部外者となるキャラクターの目線で語られるため、前作とはまた違った雰囲気になっています。高校生同士の関係に大人が主役として加わることで、ある意味達観した大人視点で描写されプレイヤの解釈する余地があまりなく、没入感を阻害している印象を感じました。各ロボ部員の視点でストーリーを綴られたほうが、各キャラの思いや考えが伝わってきてROBOTICS;NOTESの続編としては良かったのではないかなと思います。

そしてもうひとつ声を大にして言いたいのが、かなりストーリがご都合主義な展開というか結構何でもありな進み方で展開されていきます。そのため、話しの先が気になって止められないとか、ハラハラドキドキみたいな盛り上がりを感じられるシナリオは少なくなっています。ROBOTICS;NOTESの世界観の中でしっかりとリアリティを出せていないのが原因のように思います。

 

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 また、シナリオに直接関係はしてきませんが、ダルが出演していることもあってシュタインズゲートのラボメンとのやり取りがツイポで発生します。日によって内容が更新されるので、結構な頻度で更新されることになります。シュタインズゲートの10年後の世界とのことで好きな人には気になる点ですね。 

総評

色々と感想を書いてきましたが、ゲーム単体としては完成度が低く物足りなさを感じる内容なのは否めません。新規に遊ぶ人にはお勧め出来ないが正直なところでしょうか。ただ前作とのファンとしては続編が出てくれるだけでも嬉しいものです。メインストーリでは王道のたぎる展開もあったり、前作の後日談として前作では十分に描かれなかった各キャラのサイドストーリは純粋に楽しめます。前作のROBOTICS;NOTESを楽しめた人であれば、今なら安いですしファンディスクとしてお勧め出来ると思います。

 

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